躁鬱ぬるま湯日記

2016年11月に双極性障害の診断を受けました。最近は症状も落ち着いているので、緩めの精神疾患日記です。

評価なんて風向きにしかすぎない

急に思い出したことを書く。

 

小学生のころ、私はそこそこ優等生だった。勉強もよくできたし、絵も誰よりもうまく描けたし、器用だった。運動だけは苦手だったけど。

 

特に美術の時間は毎回独壇場だった。

 

「今回描いてもらう絵は『できるようになったこと』がテーマです」

 

私はその年にようやく泳げるようになったので、プールの中に飛び込んで、蹴伸びしている絵を描いた。

 

先生が「1番良いと思う作品の前に立ってください」と言って、クラスの過半数が私の絵の前に立った。誇らしかったし興奮した。

 

先生の評価はこうだった。「私はこの絵はあまり良いと思えない。どうして泳いでいるのに水が跳ね返っていないの?どうして闘志を感じるような表情をしていないの?」

 

先生がそう言ったら、生徒たちはみんな離れていった。

 

私は先生の評価もショックだったけど、何よりもみじめに思ったのは、先生の評価1つで対応を変えたクラスメイト達の存在だったと思う。

 

みんなが私の絵を良いと思ったのは、理論的なことだったんだと今にして思う。Kちゃんは絵が1番うまいから。Kちゃんの描いた構図が1番絵として映えるから。私もそういう絵を描くのが1番だと思っていたし、多分先生はそういう絵ばかりがいい絵じゃないことをみんなに言いたかったんだと思う。

 

でも、泳いでいる最中に闘志を感じるような表情をしながら泳ぐか?とは今でも思うけどね。

 

人の評価なんて、自分より偉い人がこうだと言ったら変わってしまうものなんだ。そんなことがあってもまだ私の絵を好きだと言ってくれた子も居たんだけど、私は出来事のみじめさに胸がいっぱいになって、自分自身の評価も揺らいでしまった。

 

そんな思い出。