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定まらない日記

身の回りのことを書きます。アダルトチルドレン、双極性障害。

結婚は人生の墓場か

Aと結婚しようという話になった。またか。

 

結婚したほうが生活費も浮くし、一緒に暮らし事実婚もしていて、ほとんど妻であるのだから、別に籍を入れない理由はないのだ。ただ私が漠然と結婚に不安があるだけ。定型的な憧れと現実の落差がとても激しいだけ。

 

私は私の家族になんといえばいいのだ。病気もしてるしいろいろ心配やら苦言は呈されるだろうし、とにかく今は連絡を極力取りたくない気持ちでいっぱいなのだけど、まあ言わずに結婚するわけにもいくまい。事実婚自体は言わずにしたが。いつ言おうかな。

 

昼ごろわかったこと。Aがしばらく仕事中に昼食を抜いているということは聞いていたのだけど、まさか生活のために節約しているのだというところまで頭が回っていなかった。だいたいAの職場は忙しいので忙しさを理由に昼を抜くということがたびたびあるのは聞いていたし、1月から3月にかけて繁忙期でどんどん忙しくなるということも聞いていたから、わたしはてっきり忙しくて昼食を抜いているんだと思っていた。少し前にAに私の具体的な借金の額を聞かれて、はいはいと計算して答えたから、Aはこの状況を改善すべく昼食を抜いていたらしいのだ。彼が努力する必要は本来何もない。ただ「2人で生きていかなくちゃいけない」と彼は私に言う。涙が出た。ごめんなさい。

 

そんなふうにしているのにAは今日の昼間、私といっしょに出前を何か頼んで食べようとしていた。休日はいつもそんな感じだし、Aはそのことになんの躊躇もなかったので、私は今日までそのことに気づかなかった。あまりにもAが不憫に思え、せめて自分にできることをしようとオムライスを作って食べさせた。「休日もKちゃんがご飯を作ってくれたらもっと節約できるね」とAが無邪気に言うので謝った。

 

毎日Aにはお弁当を作ってもたせている。ここ2週間ほどの間、Aは昼食を抜いて、夜にお弁当を食べて帰ってきていたのだというので、これからはお弁当を二つもたせると約束した。

 

それにしてもAという男はこういう地道な苦しい努力をしていることをあまりアピールしない。美学でそうしているという感じも薄い。Aの仕事の内容も、もともと学校で基礎すら教えてもらえなかった分野で、彼は在学中から自力でコツコツ頑張っていたのを知っている。もともとその分野に少し人より詳しかったせいもあるけれど。

 

昨日から、副業で新しく稼げる方法を作ろうとまたコツコツと自分1人で勉強を始めた。私には全くない勤勉さ。尊敬する。Aはゲームが好きでよくやっているのだけど、見てみるとゲームの内容自体もそんな感じのものが多い。コツコツと自分の兵士を育てるシュミレーションとか、同じような場面を何度もクリアするようなのとか。私はそういうゲームは苦手だ、飽きちゃう。多分Aの性根がそうなんだと思う。

 

私と付き合い始めるときもそうだった。もともとAは私と同じクラスのクラスメイトだったのだけど、Aは私ではない女の子が好きで、私に恋愛相談を持ちかけてくるようになった。毎日定期的に連絡を取り合ってAの恋を応援していたが、Aは相手に一方的に嫌われてしまって、その恋は悲しい幕引きをした。だけど私とAのやりとりはそれからも続いて、Aが失恋してから7ヶ月くらい、毎日毎晩連絡を取り合ったり、通話したりした。付き合ってもいないのに。

 

今にして思えばこの毎日コツコツ日課のように連絡を取り合ったことが、彼のコツコツとした性格によく合っていたから、Aは私に安心感を覚えて、失恋したばかりでも私のことを好きになってくれたのかもしれないなと思う。友達期間のときに2人で出かけることも何度もあったけど、Aはちゃんと私に告白するまで、手をつないできたり、そういったことは絶対にしてこなかった。まあたまに体当たり(?)というよくわからない行動をされたこともあったけど…?

 

ところで私は、なぜAと付き合ってもいないのに毎日毎晩連絡を取ることをまんざらでもなくしていたかというと、最初は結構な強さで「めんどくさい」と拒否していた。高校生の頃の教師と同じパターンの人間かと思ったし、だとしたら時間をひたすら吸い取られて磨耗するのは私だと知っていたつもりだった。でも毎日連絡をとるうちに友人として親しくなって信頼関係ができていった。6ヶ月を過ぎる頃、そろそろこの関係は友達のままなのか、恋愛になっていくのかよくわからないむず痒い感覚に気付いて、「はっきりしてほしい」と私の方から言ってしまったのだった。結構よく覚えてるもんだなあ。Aは然るべき場所で私に「付き合ってほしい」と言って、私がうん、と返すと「大切にする」と言った。その約束をずっと守ってくれている。

 

まあそれはともかく。Aのコツコツと努力をする性質が、私がAに与えられる安心感に今は見合っているのだろうからいいけど、もしもAがあの時のあの時間はすべて無駄だったと思い至ってしまったら、と考えると恐ろしかったりする。毎度毎度私の思いつくことは最悪のケースばっかりだとは思うけど。むしろ私は私に罰を与えて欲しくてこういう生活を送っているのかもしれないと思うときもある。実際「自分を台無しにするように生きる」というのは症例の一つだ。Aにいつかボロボロに捨てられたら。それが私の中の共依存的な欲望なのかもしれないと思うことがある。

 

今日見かけた文章で「狂信的な支持や信用を得るためには、相手に結果に対して荷重すぎる負担やリスクを負わせること」と書いてあって、少しAのことが頭をよぎった。少し前の日記でも書いたが、私に対するAの愛情がストックホルム症候群みたいに見えてしまう時がある。ストックホルムとはまた少し違うけど、その文章はこう続いていた。「こんなにつらい経験をしたのだからいい結果が出るはず、ストレスを乗り越えるための強い肯定。それは強い信頼や支持になることがある」Aに貧乏生活を強いることが、私の求めてる愛、執着の証明になってしまうのだとしたら、私は本当にどうしようもない。Aもそうと気づいていても簡単に私のことを手放すことができない。なぜならコツコツと積み重ねてきた愛情の結果が目の前にいることが彼の精神を安定させる一因になっているから。

 

結婚は人生の墓場だとよく聞く。私たちの関係に愛が消え去り、だけども積み重ねてきた時間の癒着だけが残った時、私たちはどんな苦しい目にあうだろう。自分の親のことをずっと見てきた。親から子に注がれる愛情でさえ、私は突っぱねた。それなのに、結婚に絶望しているのに、明るい未来など見えないのに、結婚するのか?生活のため、節約のために?来月のバイト代で少しはなんとかなるかもしれないのに?今月末には派遣にも登録に行って、、、、、わたしはそうやってなんとかできる、なんとかできると思って借金してきたんだったね。どこのどの部分を学習すればいいのだろう。わたしはとてつもなくバカ女だというところからか?

 

でも同時に、そうまでして私と一緒にいようとするAと、Aと一緒にいようとする私だけが心の拠り所で、今の私はそういう私とAのことを嫌いにはなれない。とても人間くさいと思う。私が初めて手に入れたものだと信じて疑うことができない。バカだと笑いますか?こんな酔狂めいた記事を書いて、Aのことを好きだ好きだと思っているんだから、墓場というより地獄だ。あんなに死にたい死にたいと思っていたけど、私たちの今の時間は死んでいられたんだね、きっと。マリッジ・ブルー?

 

もういいや、早く妻にしてくれ。